ボーイスカウト隊って?


スカウト活動のメインディッシュ

ボーイスカウト活動の中で、最も魅力的で楽しく、そして重要な活動。

ボーイスカウト隊

ここでは基本情報・期待される教育的効果について解説します。

ボーイスカウト活動は集会だけにあらず!

 

ボーイスカウト隊はこんなところ

■対象年齢

小学6年生から中学3年生

 

■活動のねらい・目標

ボーイスカウト隊の活動は小学6年生・中学生年代の児童・生徒の特性を踏まえ、この年代に応じた責任感や社会性を身に着けるため、次のような「ねらい」と「目標」を設定しています。

 

ボーイスカウト活動のねらい

自主性を高める

自分たちで物事を決め、一人一人が自分に課された役割を責任をもって果たし、より良き社会人としての資質を高め、ベンチャースカウトへの上進を目指す。

上記のねらいを達成するため、次のような目的をもって指導者により活動が企画されます。スカウトたちは集会の中でゲームやルールを通して知らず知らずのうちに活動の目標を達成していきます。

 

活動の目標

  • 仏をうやまい、自分のつとめを行う。
  • 野外活動により大自然を知る。
  • 自分の役割と責務を果たすことを学ぶ。
  • 人生に有用な知識と技能を習得する。
  • 自ら考え判断し決断する力を養う。
  • 自分の特性と長所に目覚め、創造力を伸ばす。
  • 健康の増進につとめ、身体を強健にする。
  • 好奇心と冒険心を満足する活動を行う。
  • リーダーシップを身につける。
  • 他の人々に役立つ奉仕活動を行う。
  • フェアプレーの精神と正義感を養う。
  • 愛と感謝する心を養う。
  • 国際組織の一員として、国際理解について学び体験する。

ちかいとおきて

スカウトのちかい

スカウト活動に参加しようとする者は、スカウトの「ちかい」をたてる。

 

私は名誉にかけて次の三条の実行をちかいます。

一、神(仏)と国とに誠を尽くしおきてをまもります

一、いつも他の人々をたすけます

一、からだを強くし心をすこやかに徳を養います

 

スカウトのおきて

ちかいをたてたスカウトは、いつどんな時でも行動指針としての「おきて」をまもる。

1.スカウトは誠実である
2.スカウトは友情にあつい
3.スカウトは礼儀正しい
4.スカウトは親切である
5.スカウトは快活である
6.スカウトは質素である
7.スカウトは勇敢である
8.スカウトは感謝の心を持つ

 

モットーとスローガン

スカウトのモットー

そなえよつねに

スローガン

日日の善行

■制服とサイン

スカウトの制服

スカウトハット

ネッカチーフ

カーキ色の制服

スカウトベルト

オリーブ色のパンツ

 

スカウトの敬礼

右手の人差し指・中指・薬指の3本を閉じて伸ばし、指の腹を少し見えるように敬礼します。

 

スカウトサイン

右手の腕を上げひじを地面と垂直に曲げる。右手の人差し指と中指・薬指を閉じて伸ばし、指の腹を相手に見せるように向ける。

 

■進歩制度(バッジシステム)

バッジシステムは、「憧れのあのバッチを着用したい!」といったモチベーションを刺激し、子ども達に身に着けてほしい知識・技能・心構えを、自主的に、楽しく、知らず知らずのうちに習得できるように設計された教育システムです。

進級課目

この年代のすべての子供たちに身に着けてほしい知識・技能・心構えの習得を目指す必修科目です。隊のリーダーやご家族等が認定していきます。

ボーイスカウトバッジ(見習いスカウト)

初級

2級スカウト

1級スカウト

菊スカウト 

※菊スカウトを取得すると県知事への表敬訪問を行っている県もあります。

技能章

個々人の特性をより成長させることを目標にした選択課目。70種類以上の非常に多岐にわたる課目が設定され、履修認定も「その道のプロ」と認められ任命される「技能章考査員」によって認定されます。(一部隊長認定のものも存在する。)

一例

野営章

通信章

養豚章

わら細工章 

 

■プログラム一例

スカウトたちの意見を参考にした年間・月間プログラムにそってプログラムが展開されます。

また、日本中のスカウトが一堂に会し4年に一度開催されるキャンプ大会「日本スカウトジャンボリー」に参加を目指す年もあります。

以下、活動の一例です。

  • 班ごとに企画されるキャンプ・ハイキング
  • ロープワークを磨く班集会
  • 救急法を学ぶ隊集会
  • 年間計画を策定する班長会議
  • 50Kmオーバーナイトハイク
  • パイオニアリング(大型の構造物を自分たちで作成)

・・・and more

 

まとめ≪POINT!≫

  • 自主性を伸ばし社会に貢献できる大人へと成長を促すプログラム
  • スカウトの資質を高める活動目標
  • 人生の指針となる「ちかい」と「おきて」
  • 成長へのモチベーションを刺激するバッジシステム
  • 自然の中での高度な生活で育まれる自主性と責任感
  • 様々な世代とのふれあいで生まれる誠実さとリーダーシップ