スカウティングのスタート地点
ここでは、ビーバースカウトがどのような目的をもって活動しているかを紹介します。一見何気なく遊んでいるだけに見える活動ですが、実際には様々な教育的効果を期待したプログラムを展開しています。
ビーバースカウトはこんなところ
■ビーバースカウトの対象年齢
小学校入学から小学2年生まで
■活動の「ねらい」と「目標」
ビーバー隊の活動は小学校低学年の児童の特性を踏まえ、この年代に応じた社会性を身に着けるため、次のような「ねらい」と「目標」を設定しています。
ビーバースカウト活動のねらい
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みんなとともになかよく遊ぶ
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自然に親しむ
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楽しみや喜びを分かち合う
上記のねらいを達成するため、次のような目的をもって指導者により活動が企画されます。
活動の目標
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仏と身のまわりの人たちについて認識させる
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自然に親しませる
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表現力を伸ばす
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所属する喜びを味わわせる
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深く考える力を育てる
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健康と安全について認識させる
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活発に活動させる
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体験をとおして学ばせる
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愛と感謝の心を育てる
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国際組織の一員であることを知る
■「やくそく」と「きまり」
ビーバースカウトのやくそく
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ぼくは(わたくしは)みんなとなかよくします
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ビーバー隊のきまりを守ります
ビーバー隊のきまり
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ビーバースカウトはげんきにあそびます
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ビーバースカウトはものをたいせつにします
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ビーバースカウトはよいことをします
ひとたびスカウトになれば、集会以外でもスカウトとしての行動が求められます。学校や家庭の中での生活でも「やくそく」を忘れず、「きまり」を実践して活動できるよう、周りの大人の方はご支援をお願いします。
■制服とサイン
ビーバースカウトの制服
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水色のキャップ
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水色のネッカチーフ(スカーフ)
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水色のポロシャツ
ビーバーサイン
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右手の腕を上げひじを地面と垂直に曲げる。右手の人差し指と中指を閉じて伸ばし、指の腹を相手に見せるように向ける。主に「やくそく」の唱和の際に使われる。
ビーバースカウトの敬礼
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右手の人差し指と中指を閉じて伸ばし、指の腹が少し見えるように敬礼します。
■進歩制度(バッジシステム)
木の葉章
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集会や家庭で課題を履修すると手に入る木の葉の形のシール。
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スカウト自身が自分のビーバーノートに張り付ける。
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5色あり、生活・健康・自然・社会・表現の課題達成を表す。
小枝章
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小さな小枝型のワッペン。
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木の葉章を10枚集めることで隊長より贈呈される。
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制帽の左横に着用する。
■プログラムの一例
年間計画で季節に応じた自然に親しむプログラムや、植物の栽培・募金活動ほかの隊のキャンプの見学なども行います。集会プログラムの一例です。併せて、達成を目指す「活動の目標」の例も明記します。
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初詣とお正月:神と身の回りの人について認識させる
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雪遊び:活発に活動させる
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植物コラージュつくり:表現力を伸ばす
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サツマイモ苗植え付け:自然に親しむ
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カブ・ボーイ隊のキャンプ見学:所属する喜びを味わわせる
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芋ほり体験:愛と感謝の心を育てる
・・・and more
まとめ≪POINT≫
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小学校低学年の発達段階に合わせた活動
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活動のねらいを達成するための活動目標
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児童のための活動指針「やくそく」と「きまり」
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仲間たちだけの制服と秘密の「サイン」と「敬礼」
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課題履修の証、「木の葉章」と活動を頑張った証、「小枝章」
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自然の中で展開される季節に応じたプログラム